スマホMMORPGは、オートゲーが多い。
ボタンを押すだけで、クエストを受けて、オートでクエストの場所まで移動して、オートでモンスターも倒して、オートでクエストの報告までしにいってくれる。
クエスト受諾ボタンと、クエスト完了ボタンを押すだけ。後は画面を眺めているだけ。オートゲーだ。
そのようなオートゲーMMORPGが楽で好きなプレイヤーも多いのだろうが、そうでない自分でちゃんと操作する普通のMMORPGをしたいんだ、という人も多いはずだ。
しかし、スマホMMORPGはオートゲーだらけ。。
●オートゲーだらけなのは『リネレボ』のせい?
誰が一番最初にオートゲーMMORPGを作ったのかはわからないが『リネレボ』の影響は大きいのではないだろうか。
『リネレボ』は、オートゲースマホMMORPGだ。
『リネレボ』も、他のオートゲーを真似して作ったのかもしれないが。
おそらく、『リネレボ』がめちゃくちゃ売れてしまったせいで「モバイルMMORPG = オートゲームが正解」 という認識になってしまった。
成功したゲームを皆で一斉に真似をして作る。というのがある。
数年前は、ステージクリア型のアクションRPGが韓国で成功し、韓国企業各社が同じようなアクションRPGを真似して作った。
そして、今は『リネレボ』が成功したので、リネレボ系なオートゲーMMORPGを韓国企業各社が作っている。
●『リネレボ』はオートゲーだから売れたという訳ではない
『リネレボ』はリネージュ2のIPを利用しているのと、ガンガンプロモーションを打ったからなのと、口コミで広がって売れたのであって、オートゲーだから売れたという訳ではないはずだ。
ゲームのジャンルは違うが、例えば『荒野行動』はオートゲーではないが、日本でかなり売れている。
『荒野行動』は、自分で操作して移動して、敵プレイヤーを見つけて、しっかり狙って銃を撃つ。プレイヤースキルが必要なゲーム。
現時点では、『リネレボ』よりも『荒野行動』の方が、日本App Storeの売上ランキングは上だ。
『PUBG MOBILE』も売れている。
また、アソビモの『アヴァベルオンライン』はオートゲーMMORPGではない(今はオート機能が実装されたが)が、数年前はApp Storeの売上ランキングでTOP10に入ったこともある。
オートゲーでなく、自分でしっかり操作するゲームも売れている。
『リネレボ』がオートゲーでなかったとしても、売れていたはずだ。
日本ユーザーはそうだが、韓国ユーザーはオートゲーが大好きなのだろうか。
オートゲーMMORPGと、操作するMMORPGは、別ジャンルのゲームと言えるぐらい違う。
オートゲーMMORPGは、ボタンを押して眺めているだけで、コツコツとキャラが成長していく、戦闘力が上がっていく、コンテンツが開放されていく、そして装備も強化して強くなっていくという、そこが楽しい部分だと思う。
オートゲーMMORPGも全然あっていいと思うが、そうでない、普通のちゃんとした自分で操作する楽しさを提供するMMORPGも出てきて欲しいところだ。
●アソビモに期待
スマホMMORPGを熱心に作っている韓国勢のタイトルはもれなくオートゲーになってしまう。
期待できるとすれば、日本勢のアソビモぐらいか。
アソビモの『アヴァベルオンライン』もオート機能が最近実装されたが。。
アソビモはなんでもかんでもオートという会社ではなかったので、まだ期待できるのはアソビモぐらい。
上手くオートと手動のバランスを考えて、開発して欲しいところだ。
アソビモは、MMORPG『ゲートオブリベリオン』『Project エターナル(仮)』『アヴァベルオンライン2』など開発中だ。
ただしアソビモは開発期間が長い。「新作、作ってます!」という発表はするが、一向に完成しない。
もうちょっとスピード感を持って開発したい。