Home » MO / MMORPG » MMORPG『エターナル』CBT2レビュー。オート戦闘機能が実装されたが、オートゲーとしても手動操作ゲーとしても中途半端?

MMORPG『エターナル』CBT2レビュー。オート戦闘機能が実装されたが、オートゲーとしても手動操作ゲーとしても中途半端?


MMORPG『エターナル』の第2回クローズドβテストが11月8日より開催。
多少プレイしたので簡単にレビューしておこう。

●グラフィックが良い


CBT1もプレイしていたのでわかっていたが、グラフィックが素晴らしい。
水の表現や景色が美しい。
しかしグラフィック設定は最高設定の7ではなく、6にした方が良いか。
7は遠近感を出す為?に遠くをぼやけさす処理が強い。逆に画質が悪いようにも感じる。

●オート戦闘
CBT1ではクエストの目的地までのオート移動はあったが、オート戦闘はなかった。目的地に着いてからは手動で敵と戦闘をしていた。
しかしCBT2ではオート移動で目的地に移動して、敵を倒すクエストなら、そのままオートで敵を攻撃するようになっている。
この辺りは、いつものスマホMMORPGと同様なオートゲーになった。

●オート戦闘機能"戦術"


CBT2からオート戦闘機能"戦術"が実装された。
マクロを組めるといった感じ。
どの状態の敵にどのスキルを使うか、自キャラを何メートル前進させるか後退させるかなど。
様々な条件でどういった行動をするかを組んでいける。
しかし"戦術"を理解するのがちょっと難しそうには感じる。
"戦術"をがっつり組めば、それなりに複雑な戦闘をオートで行うことができそう。
放置狩りも可能に。

単調なクエストはオートで、強力な敵と戦う時やPvPは手動操作の方がいいという感じか。

●戦闘の操作性が改善されたが、さらなる改善が必要
CBT1では、左手で移動キーを動かしながら攻撃すると、敵が目の前にいても攻撃が当たらず非常にストレスが溜まったが、CBT2では普通に攻撃が当たるようになった。
またデフォルトの攻撃速度が少し上がったようで、CBT1より快適になったと感じる。
だがまだ操作性の改善が必要。

次に使うスキルの予約的なことをしたい。
ウォーリアの場合(他の職業もか)、攻撃をすると、スキルアイコンは少しの時間ボタンを押せない状態、選択できない状態になる。
次に使いたいスキルをポンッと押しても予約状態にならないので使えない。
次に使うスキルを押し続けておかないといけない。
思ったように直感的にボタンを押せないので、少しストレスを感じる。

バランス等を考えて、近接職はあえて攻撃時に硬直を作っているのだと思うが、爽快アクションゲームをプレイしてきたユーザーには操作性が悪いと感じてしまう。
良い装備を手に入れたり強化すれば、攻撃速度や移動速度がさらに上がるのだろうが。
回避やガードも硬直が終わらないと使えないので、任意のタイミングで回避やガードができない。
任意のタイミングで回避やガードを発動できず、攻撃をもらうことが多い。
操作性が悪いと感じてしまう。

●特性が実装


その1つの職業で3つの特性を自由にいつでも変更することができるようになった。
ウォーリアなら、剛腕、激情、鉄壁の3つがある。
鉄壁ならタンク寄りのウォーリアになれる。
鉄壁だと「不屈の身躯」というパッシブスキルを習得することができ、最大HPが40%UP、防御力20%UPし、タンクの役割をすることができるようになる。
特殊アクションが回避からガードに変更され、ガードを行うことができるようにもなる。
特性によって覚えれるスキルが少し違ってくる。
パラディンの場合なら、特性を変更することでアタッカー、ヒーラー、タンクをすることができる。
その職業でも、特性を変えることで戦い方が大きく変わる。

●せっかく面白いスキルがあるのに、そこにいくまでが長い
様々な特徴のある面白いスキルがある。(CBT1ではすべてのスキルを試すことができていた)
また職業の特性を変更すれば、同じ職業でもさらに戦闘の幅が広がる。
しかし、CBT2からはレベルを上げないとスキルが解放されていかないので、それらを体験する前に、序盤のいつものスマホMMORPG同様のお使いクエスト&スキルが少ない状態での単調なオート戦闘の時点で退屈に感じゲームクリアしてしまう。

●乗り物はもうちょっと早めに必要
もっと早い段階から乗り物に乗れるようにした方がいい。
乗り物が無いと移動に時間がかかる。
移動速度が遅くて移動に時間がかかりストレスを感じ、ゲームをクリアしてしまう人も多いかもしれない。

●このオートゲーで勝負していけるのか
オート戦闘機能が実装されたので、手動操作のゲームをプレイしたいユーザーは離れていってしまうのではないだろうか。
そのかわりオートゲーが好きなユーザーは取り込める。

しかしオートゲーMMORPGをプレイしたいユーザーは、必ずしも『エターナル』を選ぶ必要性は無い。
オートゲーなら『リネレボ』『ブレレボ』『黒い砂漠モバイル』などが既にあるし、これからも『リネージュ2M』『AION2』『ブレソ2』『V4』『セブンナイツ2』『セブンナイツレボリューション』『プロジェクトオーディン』『GRAN SAGA』などなど、他にも山ほど新作が出て来る。
おそらくそれらのほぼ全てがオートゲーだと思われる。
大量にあるオートゲーのなかの一つが『エターナル』ということになる。
オートゲーで遊びたいのなら、『エターナル』ではなく他のタイトルで遊んでもいいわけで。

例えば『リネージュ2M』はIPが強力だし、クオリティも高そうに見えるし、プロモーションも相当力を入れてくることが予想できる。
同じオートゲーなら『リネージュ2M』がリリースされればがっつりと客を奪われることが予想できる。

他社と同じ様なオートゲーで、それで勝負していけるのかなと疑問には思う。
オートゲーを作るのなら、他社以上の素晴らしいオートゲーを作る必要があると思うが、オートゲーという土俵なら他社とそれほど違いがないか、または負けている部分も多いのではないだろうか。
『エターナル』はグラフィックやBGM、MMOらしい世界は良いと感じるが、ド派手なエフェクトがある訳ではないし、爽快感のあるタイプのゲームではないし、テンポが良いというわけではない。
オート眺めるゲーなら『黒い砂漠モバイル』などの他社のスマホMMORPGの方が、激しいエフェクトで、見た目での爽快感もあって、テンポも良くて良いと感じる人が多いかもしれない。

筆者が『エターナル』で一番高く評価していたところはグラフィックではなく、「オート戦闘が無い」という部分であった。
オートゲーでないスマホMMORPGは何年もリリースされていない?ので、手動操作がメインというだけで他のスマホMMORPGとは違うユニークなタイトルになる。
しかし『エターナル』のCBT2の序盤を軽くプレイした感想としては、オート移動をしてオート戦闘をしてオート採集をしてを繰り返すので、他社のスマホMMORPGとそれほど違いのないオートゲーになったと感じた。
序盤の印象が悪い。

最初のしょっぱなに、いつものスマホMMORPGと同様のお使いクエスト&オート戦闘を見せられてしまうと、手動操作ゲーをプレイしたい人はすぐにゲームクリアしてしまうし、オートゲーをプレイしたい人ももっと爽快感がありテンポが良いオートゲーが他にいくつもあるのでゲームクリアしてしまう。
手動操作ゲーをプレイしたい層にも、オートゲーをしたい層にも初見で受け入れられない可能性がある。

オートゲーにしては、他のスマホMMORPGほど爽快に快適にテンポよくオートで狩っていけるというわけではないし。
手動操作の補助的にオート戦闘機能を使うという想定にしては、序盤はオート戦闘の割合が非常に高いと感じるし。
オートゲーとしても手動操作ゲーとしても中途半端に感じる。
どちらの層を狙ったゲームなのか。

●まあでも、じわじわ面白くなってくる
初めはスキル数が少ないし、単調なお使いクエスト&オート戦闘でそれほど面白くない。
エフェクトがド派手という訳ではないし、それほどテンポが良いという訳でもないので。

徐々にスキルが揃ってきて、職業の特性を変更したりで、戦闘の幅が広がってくる。
そして装備を揃えたり、装備を強化したり、製作をしたり。
そしてダンジョン協力プレイ、PvPなどが解放されてくると面白くなってくる。
オート戦闘を眺めるだけでない、手動操作の必要性がでてくる。

また、フィールド上でクエスト対象のモブが強い場合に、その周辺にいるプレイヤーと一緒に殴って倒したり。
辻ヒールを貰ったり。
MMORPGなので、こういった協力や対戦など他のプレイヤーとの関わりがでてくると楽しくなってくる!

せっかく(レベルを上げれば)様々なスキルがあって、職業ごとの特徴も色々あるので、退屈なお使いクエスト&オート戦闘をひたすら見せるんじゃなくて、序盤から手動操作の楽しい部分や協力プレイをもっと見せていけばいいのにとは思う。

ゲームを進めると、ザコ戦でもこちらの装備が整っていないというのもあってか、オート戦闘では厳しい場面がまあまあでてくる。
序盤を軽くプレイした程度なので、これからこういった手動操作が必要で楽しめる要素がどんどん増えていくのかもしれない。

© ASOBIMO,Inc. All rights reserved.









人気記事